明日晴れたら、
「寝てるって…え、え? 高嶋くん!?」
隣を見ると、高嶋くんはテーブルに突っ伏して寝ていた。
うそでしょ高嶋くん…!? もう委員会始まるよね…?
「た、高嶋くん、起きてください! 委員会始まります!」
少し体を揺すると、高嶋くんはゆっくりと体を起こした。
寝起きだからか、ぼーっと私を見ている。
「…あの、高嶋くん…?」
「…あ、寝てた俺。…ごめん増川さん、ありがとう」
「いえ…お疲れですか?」
「うーん、疲れてはないけど…うん、大丈夫」
するとちょうど担当の先生が会議室に入ってきた。
高嶋くんはあくびをひとつすると、しっかりと前を向いた。
それに続いて、私も前を向いた。