明日晴れたら、
続いてバドミントン。
そのあとはバレーなので、私は南くんとネットを張る仕事を始めた。
南くんはスムーズに作業を進めている。
私も、競技時間を遅らせないように早くしなきゃいけないのに、こんな場面で私の身長の低さが壁になる。
なかなか張れずに悪戦苦闘していると、張り終えた南くんが代わりにやってくれた。
「み、南くん、ごめん。…ありがとう」
自分の役立たずぶりに恥ずかしくなって俯いて言うと、南くんが微笑むのがわかった。
「いいよ、これくらい。それにネット1人で張るの大変だし」
南くんは笑って首を振った。