僕は君の名前を呼ぶ
それで意識が覚醒し、またフラッシュバック。
さっきからこの繰り返しばかりだ。
このまま布団と一体になって、いなくなってしまいたい。
夜が長く感じる…。
「っつ…!ううぅ…」
溢れてくる嗚咽を必死に抑える。
これ以上、ここに迷惑をかけるわけにはいかない。
お母さんも、お兄さんも、本当に温かい。
わたしの家も、昔はこんな感じだったのに。
お父さんとお母さん、お姉ちゃんとそれからわたしで、いつも楽しかった。
…なんで離婚なんかしちゃったの?
お父さん、お姉ちゃん…元気にしてますか?
わたしは会いたいです。