僕は君の名前を呼ぶ
第3章 Think of Me
世界中どこにいても、
僕は君と同じ時を刻めると
幼いながらに思っていた。
空も星も全部、
君に繋がっているのだと
根拠もないのに思ってた。
でもそれは、
単なる思い込みで
現実はそう甘くはなかった。
ただただ直面する現実に
身を委ねるしか、
君を守る方法がわからなかった。
運命に抗う勇気も、器量も、
まだ僕にはなかったんだ。
叶うなら、もう一度君と…────