僕は君の名前を呼ぶ


 年月だけが想いの物差しとは言えないのは
 わかっているけど、意識していないというと
 嘘になってしまう部分があって。


 ちょっとね、不安があるんだよ。




 でも、海斗くんからもらった
 腕時計と星のフィルムと、
 そして指輪があるから。


 とっても感動しました。


 向こうに行っても、
 もちろん、こっちに戻ってからも
 大切にします。


 腕時計、つけたいんだけど、
 なんだかつけるのもったいないなあ~。


 ウソウソ、ちゃんとつけるよ(笑)


 つけて、海斗くんと同じ時間を
 刻んでるって思いたいな。


 離れていても、海斗くんと
 同じ空の下にいて
 同じ時間を刻んでいると思えば、
 寂しさも少し減るんじゃないかなあ。




 星のフィルムも嬉しかったよ。


 だって、わたしと海斗くんを
 繋いでくれた大切なものだもん。


 海斗くんがフィルムに残してくれた
 メッセージには、とても感動しました。


< 294 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop