僕は君の名前を呼ぶ
第4章 You are All the Would
僕の世界は、もうとっくに
君中心に回っていた。
他の誰でもない、君だけが
僕の世界の全てなんだ。
君のいない世界は、
僕の世界じゃない。
君がいなきゃ何も出来ない
ダメで弱い男だけど、
どうか僕の胸の中に戻って来て。
君の手を簡単に離してしまう
どうしょうもない男だけど、
今度は絶対に離さないから。
だからもう一度手を繋ごう。
そのときには、
精一杯の力で君を抱きしめて
何度も何度でも君の名前を呼ぼう。
僕はずっとここにいるから。
ここで数え切れないくらい
ずっとずっと君の名前を呼ぶから、
君はいつまでも
僕の隣で笑っていて──。