僕は君の名前を呼ぶ
「アイツ、一度喋り出したら止まらないんだよね。
ポンポン話題変えて次から次に喋っていくから、逆に尊敬する」
うるさいことにかわりないけど、隆太のおしゃべりを聞くのは結構楽しいものだ。
「いいなあ。わたしも篠田くんとお話してみたいなあ」
「おっ。じゃあいつでも話しかけたらいいよ。きっとアイツも喜ぶと思うから」
「やったあ!」
顔をパアアと明るくさせた橘。
…かわいい。
「多分俺も隆太と一緒にいると思うからそのときはよろしくな?」