[完]Dear…~愛のうた~
その言葉に驚いて私達は動きを止めて
バッと離れる。
そしてその先にいたのは……
「社長……」
_________
「みーちゃん!?」
私達が社長室で黙って座っていると
慌ててドアを開けて入ってきたゆかりん。
「みーちゃん、どうしたの!?隆まで……」
すると後ろから秀も一緒に入ってきた。
「……え?秀?」
隆弘も秀の登場に驚いているみたい。
「ちょうど二人でごはん食べようと思ってて。
遅いから秀が迎えに来てくれただけ」
そうなんだ……何か申し訳ない。
「友香理、秀くんも座って?」
社長の声で二人は私達の横に座る。
「で、今友香理を呼んだのはこの二人についてよ」
苛立った様子の社長がゆかりんに向かって話す。
「隆とみーちゃんが、どうしたの?」
きっとゆかりんは知っている。
けれど、わざと知らないふりをしてくれてるんだ。
「この二人、どういう関係?」
その言葉がグサッと胸に刺さる。
「どういうって、ただの仕事仲間でしょ?
前に同じ企画やろうって言ってたし」
「ただの仲間が、あんな明るい一目につく廊下で
キスしてると思う?」
ゆかりんは一気に顔が青ざめた。
「友香理、覚えてる?約束。
企画をやらせないようにしたのは
この二人に恋愛報道とその疑いがあったからよ。
ちゃんと、見張ってなさいっていったわよね?」
「……そうだけど」
「それともう一つ。
この二人に何かあったら
あなたはPEACEのマネージャーから下ろすって」
「……え?」
私は慌ててゆかりんを見た。
もしかして、それを知りながらも
私達を応援してくれてたの……?
「もちろん約束は守ってもらうわよ。
友香理、あなたは今日でもう「待って下さい!!」
私は社長の声を遮った。
「お願いです、それだけはやめて下さい。
ゆかりんがやめるなら、私が身を引きます」
「みーちゃん!?何バカなこと行ってるの!?」
「そうしたら、ゆかりんは
私達のマネージャーでいてくれるんですよね?」
「そうよ」
「みーちゃん!!やめて!!
みーちゃん、隆から離れられるの!?
そんなのやめて!!私が苦しいだけよ!!」
ゆかりんは私を見て怒っているように聞こえる。
「でも、私のことなんかより、
ゆかりんのほうが大事だから」
「だからって、私は大丈夫よ?
もう結婚だってしてるし、仕事だって辞めれるの。
私は何にも支障は出ないの!!」
「だけど!!私のマネージャーは
ずっとゆかりんがいいの!!」
私は思わず叫んでいた。
バッと離れる。
そしてその先にいたのは……
「社長……」
_________
「みーちゃん!?」
私達が社長室で黙って座っていると
慌ててドアを開けて入ってきたゆかりん。
「みーちゃん、どうしたの!?隆まで……」
すると後ろから秀も一緒に入ってきた。
「……え?秀?」
隆弘も秀の登場に驚いているみたい。
「ちょうど二人でごはん食べようと思ってて。
遅いから秀が迎えに来てくれただけ」
そうなんだ……何か申し訳ない。
「友香理、秀くんも座って?」
社長の声で二人は私達の横に座る。
「で、今友香理を呼んだのはこの二人についてよ」
苛立った様子の社長がゆかりんに向かって話す。
「隆とみーちゃんが、どうしたの?」
きっとゆかりんは知っている。
けれど、わざと知らないふりをしてくれてるんだ。
「この二人、どういう関係?」
その言葉がグサッと胸に刺さる。
「どういうって、ただの仕事仲間でしょ?
前に同じ企画やろうって言ってたし」
「ただの仲間が、あんな明るい一目につく廊下で
キスしてると思う?」
ゆかりんは一気に顔が青ざめた。
「友香理、覚えてる?約束。
企画をやらせないようにしたのは
この二人に恋愛報道とその疑いがあったからよ。
ちゃんと、見張ってなさいっていったわよね?」
「……そうだけど」
「それともう一つ。
この二人に何かあったら
あなたはPEACEのマネージャーから下ろすって」
「……え?」
私は慌ててゆかりんを見た。
もしかして、それを知りながらも
私達を応援してくれてたの……?
「もちろん約束は守ってもらうわよ。
友香理、あなたは今日でもう「待って下さい!!」
私は社長の声を遮った。
「お願いです、それだけはやめて下さい。
ゆかりんがやめるなら、私が身を引きます」
「みーちゃん!?何バカなこと行ってるの!?」
「そうしたら、ゆかりんは
私達のマネージャーでいてくれるんですよね?」
「そうよ」
「みーちゃん!!やめて!!
みーちゃん、隆から離れられるの!?
そんなのやめて!!私が苦しいだけよ!!」
ゆかりんは私を見て怒っているように聞こえる。
「でも、私のことなんかより、
ゆかりんのほうが大事だから」
「だからって、私は大丈夫よ?
もう結婚だってしてるし、仕事だって辞めれるの。
私は何にも支障は出ないの!!」
「だけど!!私のマネージャーは
ずっとゆかりんがいいの!!」
私は思わず叫んでいた。