[完]Dear…~愛のうた~
「ゆかりんは、私達の唯一の希望だった。
ゆかりんのおかげであいつからも離れたし、
何より私達のことを一番に心配して、
一緒に笑って、泣いて、怒ってくれた。
こんないい人いないよ……
きっと私達はゆかりんがマネージャーじゃないと
これから何をすればいいのかわからない。
それくらいゆかりんは大切な存在なの!!
だから、私はゆかりんと一緒にいたい」
「みーちゃん……」
「隆弘のことはどうなるかわからない。
けれど、しょうがないよ……
私達は結ばれる運命じゃなさそう」
隆弘を見つめると寂しそうに笑ってくれた。
「俺もそれがいいと思う。
俺なんかより、ゆかりんのほうが大事だろうし」
隆弘……
本当はね、あなたのそばにずっといたいんだよ?
けれど、どうやら神様は
それを許してくれないみたい。
そんな顔しないで……
泣きたくなるから……
「じゃあ、これから実彩と隆は会うのは禁止よ。
仕事でも合わせないようにするわ。
わかったわね?」
「はい……」
どうしてだろう、前はそれを望んでいたのに、
今はそれがとてもつらく感じる。
「本当に変わったよね……」
ゆかりんの低い声が耳に響く。
「何?文句でもあるの?」
「大ありよ!!あんた本当に変わった!!
昔はこんなやり方しなかったのに!!」
ゆかりんは今にも社長に飛びつきそうだ。
「おい友香理」
秀が止めに入る。
「昔はいつも笑って優しかったのに……
パパが死んでからあんたは変わった!!」
「パパ?言ったでしょ?
もう、パパの話はやめて」
「パパがいなくなったからって……
愛し合ってる人達を引き離して……
そんなことして楽しい!?
ただの恨みを打ちつけてるだけじゃない!!」
「おい、友香理やめろって」
「パパは私と秀のこと喜んで祝福してくれた。
でもパパが死んだら
あんた私達のこと嘲笑ってたでしょ!?
そんなの、もうあんた母親じゃない!!」
ゆかりんは泣きながら社長に怒りをぶつける。
「誰がここまで育ててきたと思ってるのよ。
よくそんなこと言えるわね」
「パパだったら、こんなことしなかった。
パパだったらこんなやり方しないのに!!
パパが、生きて、ここにいたら、
全ての人が幸せだったのに!!
パパだったら……パパだったらよかったのに!!」
ーパーンッ
乾いた音が耳に響く。
ゆかりんのおかげであいつからも離れたし、
何より私達のことを一番に心配して、
一緒に笑って、泣いて、怒ってくれた。
こんないい人いないよ……
きっと私達はゆかりんがマネージャーじゃないと
これから何をすればいいのかわからない。
それくらいゆかりんは大切な存在なの!!
だから、私はゆかりんと一緒にいたい」
「みーちゃん……」
「隆弘のことはどうなるかわからない。
けれど、しょうがないよ……
私達は結ばれる運命じゃなさそう」
隆弘を見つめると寂しそうに笑ってくれた。
「俺もそれがいいと思う。
俺なんかより、ゆかりんのほうが大事だろうし」
隆弘……
本当はね、あなたのそばにずっといたいんだよ?
けれど、どうやら神様は
それを許してくれないみたい。
そんな顔しないで……
泣きたくなるから……
「じゃあ、これから実彩と隆は会うのは禁止よ。
仕事でも合わせないようにするわ。
わかったわね?」
「はい……」
どうしてだろう、前はそれを望んでいたのに、
今はそれがとてもつらく感じる。
「本当に変わったよね……」
ゆかりんの低い声が耳に響く。
「何?文句でもあるの?」
「大ありよ!!あんた本当に変わった!!
昔はこんなやり方しなかったのに!!」
ゆかりんは今にも社長に飛びつきそうだ。
「おい友香理」
秀が止めに入る。
「昔はいつも笑って優しかったのに……
パパが死んでからあんたは変わった!!」
「パパ?言ったでしょ?
もう、パパの話はやめて」
「パパがいなくなったからって……
愛し合ってる人達を引き離して……
そんなことして楽しい!?
ただの恨みを打ちつけてるだけじゃない!!」
「おい、友香理やめろって」
「パパは私と秀のこと喜んで祝福してくれた。
でもパパが死んだら
あんた私達のこと嘲笑ってたでしょ!?
そんなの、もうあんた母親じゃない!!」
ゆかりんは泣きながら社長に怒りをぶつける。
「誰がここまで育ててきたと思ってるのよ。
よくそんなこと言えるわね」
「パパだったら、こんなことしなかった。
パパだったらこんなやり方しないのに!!
パパが、生きて、ここにいたら、
全ての人が幸せだったのに!!
パパだったら……パパだったらよかったのに!!」
ーパーンッ
乾いた音が耳に響く。