[完]Dear…~愛のうた~
運命~隆弘side~
________
あれから約1ヶ月……
事件は起きた。
「隆弘、これからどうするの?」
「んー、実彩はどうしたい?」
俺達は行き着けの居酒屋でたわいのない話で
盛り上がっていた。
俺達は世間に隠しながらも交際を続けていた。
恋人らしいこともたくさんしたし、
何度も愛を確かめた。
「じゃー、久しぶりに前二人で行った
夜景が綺麗なところに行きたい!!」
「そこ行くの何回目だよ」
「じゃあ歌の練習でもする?」
俺達の運命がかかつたレコーディングは
一週間後と身近に迫って来ていた。
「何でオフなのに仕事やるんだよ」
「でしょー?じゃ、決定!!」
軽い実彩のノリで車を走らせる。
「夜道は危険ですからー頑張ってくださーい♪」
ベロンベロンに酔った実彩が助席で俺に話しかける。
「だからあんまり呑むなって言っただろ?」
「そんなに呑んでませーん♪隆弘も呑むー?」
「運転あるから」
「ぶー、冷たいなー♪」
そう言って実彩は眠りについてしまった。
薄着のTシャツとショートパンツの実彩。
冷たい風が外から車内に吹き込む。
そんな実彩にタオルケットをかけて
俺はあの海を目指して車を走らせた。
_________
「実彩、起きろ」
あれから数時間後……
海に着いた為、実彩の体を揺らす。
「んぅ~……」
眠たそうに目をこすって俺を見る。
「着いたぞ?」
「ん……」
寝起きが悪い実彩は返事だけして
一人で砂浜へと向かった。
そんな実彩は子供っぽいと思いながらも
俺は実彩を追いかけた。
すると実彩は急に立ち止まり
その場にストンと座った。
そんな実彩の隣に座ると実彩がいきなり口を開けた。
「隆弘、私このまま海に飛び込んだら
どうなると思う?」
「え?」
驚いて実彩の顔を見ると実彩は真剣な表情で
海の先を眺めていた。
あれから約1ヶ月……
事件は起きた。
「隆弘、これからどうするの?」
「んー、実彩はどうしたい?」
俺達は行き着けの居酒屋でたわいのない話で
盛り上がっていた。
俺達は世間に隠しながらも交際を続けていた。
恋人らしいこともたくさんしたし、
何度も愛を確かめた。
「じゃー、久しぶりに前二人で行った
夜景が綺麗なところに行きたい!!」
「そこ行くの何回目だよ」
「じゃあ歌の練習でもする?」
俺達の運命がかかつたレコーディングは
一週間後と身近に迫って来ていた。
「何でオフなのに仕事やるんだよ」
「でしょー?じゃ、決定!!」
軽い実彩のノリで車を走らせる。
「夜道は危険ですからー頑張ってくださーい♪」
ベロンベロンに酔った実彩が助席で俺に話しかける。
「だからあんまり呑むなって言っただろ?」
「そんなに呑んでませーん♪隆弘も呑むー?」
「運転あるから」
「ぶー、冷たいなー♪」
そう言って実彩は眠りについてしまった。
薄着のTシャツとショートパンツの実彩。
冷たい風が外から車内に吹き込む。
そんな実彩にタオルケットをかけて
俺はあの海を目指して車を走らせた。
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「実彩、起きろ」
あれから数時間後……
海に着いた為、実彩の体を揺らす。
「んぅ~……」
眠たそうに目をこすって俺を見る。
「着いたぞ?」
「ん……」
寝起きが悪い実彩は返事だけして
一人で砂浜へと向かった。
そんな実彩は子供っぽいと思いながらも
俺は実彩を追いかけた。
すると実彩は急に立ち止まり
その場にストンと座った。
そんな実彩の隣に座ると実彩がいきなり口を開けた。
「隆弘、私このまま海に飛び込んだら
どうなると思う?」
「え?」
驚いて実彩の顔を見ると実彩は真剣な表情で
海の先を眺めていた。