[完]Dear…~愛のうた~
ーガチャ……
レコーディング室を開けると杏ちゃんが大きなソファーに座っていた。
「あれ?隆くん?どうかしましたか?」
杏ちゃんは俺を見て目を大きく見開いている。
「いや、ちょっといろいろあって……実彩は?」
「え?実彩?実彩なら今トイレ行って来てもうちょっとしたらレコーディングするけど……っていうか実彩って呼ぶんですね」
「え?ダメ?」
「全然。ちょっとびっくりしただけです。まぁ、実彩も隆くんのこと隆弘って呼んでるしね」
ニコッと微笑む杏ちゃん。
その笑顔は幼くて真司がかわいいって言う理由がわかった気がした。
ーガチャ
ドアが開く音がしてドアを見ると
「杏奈レコーディングってさ杏奈からだったよねって……隆弘!?」
実彩と目が合って思わず安心してしまう。
「ごめん。レコーディングって聞いたから来たくなって。まだ実彩の声聞いたことなかったからさ?」
「そうだったんだ。っていうか照れるからそんなこと言わないでよ!!変にプレッシャーになる」
「ごめんごめん」
俺は実彩と話しながら普通に話せてよかったって思っている自分がいた。
「そういえばさっき大丈夫だった?何か様子変だったから私何かしちゃったかなーって思って」
まさか嫉妬なんて言えないよな……
「いや、ちょっと直人に用事があったんだけどその用事っていうのが直人に借りた物を返さなきゃいけなくてさ、しかもその借りた物が光に関係する物だったから見つかったらヤベーと思ってボーっとしちゃったんだよ」
「なんだ、そうだったの?てっきり私嫌われたかと思ったから不安になっちゃった」
「まさか。嫌いになんてならないよ」
我ながらにいい嘘をつけただろう。
「実彩さんどうぞー」
実彩を呼ぶスタッフの声が聞こえる。
「はーい。じゃ、行ってくるね」
実彩はそのまま俺に手を振ってスタジオに入っていった。
その瞬間
「嘘バレバレだよー」
足を組んでかわいく笑う杏ちゃんがいた。
レコーディング室を開けると杏ちゃんが大きなソファーに座っていた。
「あれ?隆くん?どうかしましたか?」
杏ちゃんは俺を見て目を大きく見開いている。
「いや、ちょっといろいろあって……実彩は?」
「え?実彩?実彩なら今トイレ行って来てもうちょっとしたらレコーディングするけど……っていうか実彩って呼ぶんですね」
「え?ダメ?」
「全然。ちょっとびっくりしただけです。まぁ、実彩も隆くんのこと隆弘って呼んでるしね」
ニコッと微笑む杏ちゃん。
その笑顔は幼くて真司がかわいいって言う理由がわかった気がした。
ーガチャ
ドアが開く音がしてドアを見ると
「杏奈レコーディングってさ杏奈からだったよねって……隆弘!?」
実彩と目が合って思わず安心してしまう。
「ごめん。レコーディングって聞いたから来たくなって。まだ実彩の声聞いたことなかったからさ?」
「そうだったんだ。っていうか照れるからそんなこと言わないでよ!!変にプレッシャーになる」
「ごめんごめん」
俺は実彩と話しながら普通に話せてよかったって思っている自分がいた。
「そういえばさっき大丈夫だった?何か様子変だったから私何かしちゃったかなーって思って」
まさか嫉妬なんて言えないよな……
「いや、ちょっと直人に用事があったんだけどその用事っていうのが直人に借りた物を返さなきゃいけなくてさ、しかもその借りた物が光に関係する物だったから見つかったらヤベーと思ってボーっとしちゃったんだよ」
「なんだ、そうだったの?てっきり私嫌われたかと思ったから不安になっちゃった」
「まさか。嫌いになんてならないよ」
我ながらにいい嘘をつけただろう。
「実彩さんどうぞー」
実彩を呼ぶスタッフの声が聞こえる。
「はーい。じゃ、行ってくるね」
実彩はそのまま俺に手を振ってスタジオに入っていった。
その瞬間
「嘘バレバレだよー」
足を組んでかわいく笑う杏ちゃんがいた。