[完]Dear…~愛のうた~
私が彼の元に行こうとすると……
「実彩ちゃん!!今日暇?」
ハイテンションで光が私に聞いてきた。
「え?なんで?」
「今日みんなで飯食いに行こうかと思ってよ」
「あ、そういうことなら大丈夫。あ、でも遅くな「ガタンッ」
私が答えていると隆弘がいきなり立ち上がってドアを開けた。
「おい、辻まだキレてんのかよ」
「……うっせ」
光の呼びかけにもそう答えて彼は部屋を後にした。
「……どうかしたの?」
杏奈が不思議そうにみんなに聞く。
「あいつ今日機嫌悪いねん。何でか知らんけど。俺らが話し掛けてもあんな感じや。ほんまに気分悪いわ」
真司くんの言葉を耳にしながら私は隆弘が言った後のドアをジーッと眺めていた。
「それで実彩ちゃんなんて言っ「ごめん、ちょっと行ってくる」
光の言葉を遮って私は部屋を後にした。
私の頭の中は彼のことでいっぱいだ。
何も頭に入って来ない。
彼は今日一度も笑わなかった。
それが気になって気になって仕方ない。
わかってる。
他人のことに首を突っ込んだらいけないことなんて。
けれど、私は彼が気になって気になってしょうがない。
ーコンコン
私は隣のChargeの溜まり場のドアをノックした。
隣のミーティングルームで光がなんであいつなんだよ……と弱々しく呟いているのなんて知らずに……
「実彩ちゃん!!今日暇?」
ハイテンションで光が私に聞いてきた。
「え?なんで?」
「今日みんなで飯食いに行こうかと思ってよ」
「あ、そういうことなら大丈夫。あ、でも遅くな「ガタンッ」
私が答えていると隆弘がいきなり立ち上がってドアを開けた。
「おい、辻まだキレてんのかよ」
「……うっせ」
光の呼びかけにもそう答えて彼は部屋を後にした。
「……どうかしたの?」
杏奈が不思議そうにみんなに聞く。
「あいつ今日機嫌悪いねん。何でか知らんけど。俺らが話し掛けてもあんな感じや。ほんまに気分悪いわ」
真司くんの言葉を耳にしながら私は隆弘が言った後のドアをジーッと眺めていた。
「それで実彩ちゃんなんて言っ「ごめん、ちょっと行ってくる」
光の言葉を遮って私は部屋を後にした。
私の頭の中は彼のことでいっぱいだ。
何も頭に入って来ない。
彼は今日一度も笑わなかった。
それが気になって気になって仕方ない。
わかってる。
他人のことに首を突っ込んだらいけないことなんて。
けれど、私は彼が気になって気になってしょうがない。
ーコンコン
私は隣のChargeの溜まり場のドアをノックした。
隣のミーティングルームで光がなんであいつなんだよ……と弱々しく呟いているのなんて知らずに……