[完]Dear…~愛のうた~
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「……みーちゃん?」
名前を呼ばれた気がして
そのまま意識を戻すと
白い物が目の前に広がった。
「……え?」
慌てて顔を上げると
そこにはいつもの殺風景な景色があった。
「ちょっと疲れてたのかな」
声がしたほうを見ると
直人が苦笑いしてそこに立っていた。
もしかして……
「私寝てた?」
「思いっきり本にうずくまってね」
喧嘩したゆかりんの顔には笑顔が戻っていた。
「そっか、実は大事な話があるの
ここに座って?」
ゆかりんと直人は一旦顔を見合わせてから
素直に隣の椅子に座った。
「そのまえに、ゆかりんごめん。
私素直にならないと相手に伝わらないこと
なんてわかってる。
けど、杏奈は私が素直にならなくても
私のことちゃんとわかってくれてて……
でもゆかりんは違うってことも
ちゃんとわかってる。
けど、どうしても素直になれなくて……
素直になるのが怖くて……
だから、ごめんなさい」
ゆかりんはニコッと笑って私の頭を撫でた。
「わかってるから。
素直になれないことなんて。
ずっと一緒にいるでしょ?
気にしなくていいから。
みーちゃんの言ってる嘘なんて
見破ってみるから。
心配しなくていいから」
ゆかりんの言葉に私は頷いた。
「素直になれない理由、ちゃんと言うから……」
「ん、わかった。待ってる」
そして視線を二人に変えた。
「ここから本題。
私、これからChargeとは一緒に仕事しない」
その言葉に二人は目を大きく見開いた。
「……みーちゃん?」
名前を呼ばれた気がして
そのまま意識を戻すと
白い物が目の前に広がった。
「……え?」
慌てて顔を上げると
そこにはいつもの殺風景な景色があった。
「ちょっと疲れてたのかな」
声がしたほうを見ると
直人が苦笑いしてそこに立っていた。
もしかして……
「私寝てた?」
「思いっきり本にうずくまってね」
喧嘩したゆかりんの顔には笑顔が戻っていた。
「そっか、実は大事な話があるの
ここに座って?」
ゆかりんと直人は一旦顔を見合わせてから
素直に隣の椅子に座った。
「そのまえに、ゆかりんごめん。
私素直にならないと相手に伝わらないこと
なんてわかってる。
けど、杏奈は私が素直にならなくても
私のことちゃんとわかってくれてて……
でもゆかりんは違うってことも
ちゃんとわかってる。
けど、どうしても素直になれなくて……
素直になるのが怖くて……
だから、ごめんなさい」
ゆかりんはニコッと笑って私の頭を撫でた。
「わかってるから。
素直になれないことなんて。
ずっと一緒にいるでしょ?
気にしなくていいから。
みーちゃんの言ってる嘘なんて
見破ってみるから。
心配しなくていいから」
ゆかりんの言葉に私は頷いた。
「素直になれない理由、ちゃんと言うから……」
「ん、わかった。待ってる」
そして視線を二人に変えた。
「ここから本題。
私、これからChargeとは一緒に仕事しない」
その言葉に二人は目を大きく見開いた。