[完]Dear…~愛のうた~
______
「ん……」
目を開けるとそこにはいつもの光景。
黒いソファーに座ってて……
壁一面にはビッシリと写真が飾られていて。
ピンクの大きなテーブルには企画書が
綺麗に並べてあって。
ドアには小さな落書きがたくさんあって。
いつもと変わらない溜まり場の景色。
ただ、一つ違うのは……
いつもストレッチをしているゆかりんと
テレビを見て笑っている杏奈がいないこと。
「おーい、杏奈ー?ゆかりーん?」
呼んでも誰も返事はしない。
そしてもう一つ……
ーガサッ……
私の足元を見てみると……
「……え?」
スヤスヤと眠る、隆弘の姿あった。
「……なんで?」
不思議に思いながらもソファーから立とうとした時
ーヌルッ……
変な感触が私の手に印象づける。
思わずその方向に目を向けて悲鳴をあげた。
「きゃーーーーー!!」
そこには私の頭からドボドボと溢れている
真っ赤な血。
私はただ絶句していると……
ーガシッ
反対側の腕を誰かに掴まれた。
隆弘……?
淡い期待と助けを求め恐る恐る顔を見ると……
「いやぁ!!やめて!!やめて!!離して!!」
私は必死に抵抗した。
そこには、私を見て怪しく笑う
過去のあいつの姿があった……。
「いや!!隆弘……助けて!!」
怖くなって目をギュッと閉じると……
「……さ……み……さ……」
誰かが私を呼んでいる……
私はそっと目を開けて眩しい光に目を細めた。
「実彩、大丈夫か!?」
「みーちゃん……」
ピントがあって目にしたのは……
心配そうに私を見つめるゆかりんと……隆弘。
「ん……」
目を開けるとそこにはいつもの光景。
黒いソファーに座ってて……
壁一面にはビッシリと写真が飾られていて。
ピンクの大きなテーブルには企画書が
綺麗に並べてあって。
ドアには小さな落書きがたくさんあって。
いつもと変わらない溜まり場の景色。
ただ、一つ違うのは……
いつもストレッチをしているゆかりんと
テレビを見て笑っている杏奈がいないこと。
「おーい、杏奈ー?ゆかりーん?」
呼んでも誰も返事はしない。
そしてもう一つ……
ーガサッ……
私の足元を見てみると……
「……え?」
スヤスヤと眠る、隆弘の姿あった。
「……なんで?」
不思議に思いながらもソファーから立とうとした時
ーヌルッ……
変な感触が私の手に印象づける。
思わずその方向に目を向けて悲鳴をあげた。
「きゃーーーーー!!」
そこには私の頭からドボドボと溢れている
真っ赤な血。
私はただ絶句していると……
ーガシッ
反対側の腕を誰かに掴まれた。
隆弘……?
淡い期待と助けを求め恐る恐る顔を見ると……
「いやぁ!!やめて!!やめて!!離して!!」
私は必死に抵抗した。
そこには、私を見て怪しく笑う
過去のあいつの姿があった……。
「いや!!隆弘……助けて!!」
怖くなって目をギュッと閉じると……
「……さ……み……さ……」
誰かが私を呼んでいる……
私はそっと目を開けて眩しい光に目を細めた。
「実彩、大丈夫か!?」
「みーちゃん……」
ピントがあって目にしたのは……
心配そうに私を見つめるゆかりんと……隆弘。