君を嫌いな100の理由
「お前に合わせたい奴らがいる」
動きが止まる
だってそこにいるのは
「ゆっ悠くん?」
「おう!由月!」
「こいつがおれの右腕な!一番信頼してるやつなんだ!」
満足げに言う隼人
「うれしーぜ隼人!」
悠くんも答える
「え?!悠くんいつのまにこっちに来たの?!?!」
たしか家は故郷の近所だったはず
「腕を見初められてさ!スカウトでこっちに来たんだ」
ふぇえええ?!知らなかった
でも
「悠くんに会えて嬉しい!」
初恋の相手だしすごく好きなひと
あ!今は藍くんが一番だけど!
「///嬉しいこと言うなよ」
なんでそんな赤くなってるの?
首を傾げてると
「それ計算?由月は天然?」
「ちがうよ?これはヘアアイロンでぐるぐるに髪の毛なってるだけ!」
「天パのことじゃねーし!まぁ無駄だよな?笑」
悠くんと喋るのは楽しくて
どんどん話が弾む
ドンッ
「ちょっと黙れ」
「すいません!隼人さん!以後気をつけます!」
「もうもどれ」
「はい!じゃぁね由月」
「え?うん。ばいばーい!!」