君を嫌いな100の理由
「由月。かえるぞおきろ!」
「ふわぁっ!はや...と??」
やばい!結構ガチ寝しちゃってた
なんか恥ずかしぃ
「ほら!掴まれよな」
ゆっくり私を抱き上げて運んでくれる
嫌なはずなのに心地いい
今ならなんでも言える気がする
嫌いって言ったことのごめんねも
いつもありがとうも
素直じゃないのは私だよね
風邪の成果思考回路もおかしいのかな?
「はやと...いつもありがとね...」
「それと...いっぱい嫌いって言ってごめんね....」
なんでこんなこと言ってるの私?!
やっぱおかしいな
そしてまた瞼がおりてくる
意識がなくなる少し前に
「好きだよ」
そう言って照れる隼人が見えた気がした