君を嫌いな100の理由


「由月。もう離れてくれ。抱きしめ返してしまいそうなんだ」









「いいよ!藍くんもギュッってしてよ!」










「できねぇんだよ!!!!!!」









「ごめん...ね。」









私は走って走って河原まで走って










思いっきり泣いた









「好きだよ」










その言葉が脳から離れなくて










藍くんの声が体が顔が匂いが優しさがぬくもりが









どれも忘れれなくて忘れたくなくて









最後の{幸せになれよ}









その言葉がどうしても苦しくて








にがくて辛くて







涙が止まらない








「藍くんがいないと...無理だよ」








嘘だよって言ってよ






嘘だって信じさせてよ







「うそだよ」






その声で匂いで手で体で顔で優しさで







伝えてよ!言ってよ!




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