君を嫌いな100の理由
「んんんっ」
「起きたか?由月ちゃん?」
「んんんんっ?!ん??」
「っつても喋れねぇか。口も体も縛られてるもんな」
「んんっんんんふぅん」
「何言ってるかわかんねぇよ?」
苦しいしそこらじゅうが痛い
「なんでこんなとこに?って顔だな」
「ん!」
「人質だよ。俺ら帝瑠のな?真紅の総長の家くらい調べ済みだよ。つーか3年前から作戦はねってあるんだよ」
「ん??」
「藍こいよ」
藍?まさかね?
「壱夜。だからよぶなっつーの」
あっ藍くん?!
「由月ごめんな?でも俺ら帝瑠は思ってるほど悪い奴らじゃねぇよ?ただ、相談の答え方が悪いだけだよ」
怖い目つきにオーラもちがう
本当に藍くんなの?
「んんん!!!」
「なんで俺がって?俺だってやりたくてやってねぇよ。あと、今までの俺は本当の俺だし今も俺。わかる由月?」
首を横に振る
「まぁいいや。ごめんな。俺、由月は好きだし隼人だって嫌いじゃない」
「んはんへ??」
「あと帝瑠は人殺しなんてしないよ。帝瑠は2ついるんだ。」
よけいこんがらがってきた
「帝流から人を守るのが帝瑠。似てるようで違う。今回由月をここに連れてきたのもこのためさ」
そしてテープをはずしてくれた
「っぷはぁ」
「こうでもしないと帝流に怪しまれるからさ。ごめんな」