皇帝のお姫様
ーバンッー
「別にお前らがいるって聞いて早く来たわけじゃねーからな勘違いすんなよ?」
座った数秒後に2階の扉が開き、開いた扉から1人の男が話しながら入ってきた。
「!?…なんで俺のソファーに女が座ってんだよ!」
そう言ってだんだんと
近づいてくる男。
あー
彼方と速水が困っていた顔をしたのはこれか。
『ソファーって許可ないと座っちゃいけないの?』
「当たり前だろソファーに座って良いのは幹部の奴だけなんだからな!」
『‥彼方、私も幹部で良いんだよね?この部屋に入れてくれたんだし。』
「うん、そうだよ~」
『私も幹部だから座っても構わないでしょう。』
「ちょっ俺はお前が幹部に入るなんて認めないからなー!!
てか彼方、こいつマジ幹部に入れたのかよ?しかも女、なんでだよ!」
「うーん俺が琳と一緒にいたいから皇帝に入れた!
大丈夫だよ琳は他の女の子と違うから
だって皇帝の存在すら知らなかったんだよ~?」
「はぁ?
てか、そんなの嘘かもしれねーだろ?」
『君さ‥嘘と本当の違いも分からないの?』
「そうとは言ってねーだろうが!!
女なんて
どうせ嘘つくんだよ!」
『じゃあなたは1回も嘘ついた事ないって言えるの?』
「っそれは‥!」
『女、女って、
自分だって嘘つくくせに人はダメで自分は良いって?勝手だね。』
「だけ「まぁまぁお二人さん落ち着いて、ねっ?」
言い合いをしていたら彼方がとめに入ってきた。