皇帝のお姫様
そんな他愛もない話しをしてたらいつの間にか夕方になっていた。
ープルルルルー
「おう、ん了解!!」
「匠誰から~?」
「あの2人あと少しでつくって!!ほら俺の言った通り夕方に来たな!!」
匠は何故か私に向かって自慢げに言ってくる。
まぁ無視したけど。
面倒くさい。
ーバンー
「みんな、たっだいま~蜜のお帰りだよ♪」
「こら、蜜
走ると危ないですよ。」
扉からは2人の人が喋りながらこっちに向かってきた。
蜜と呼ばれてた男の子は女の子に見間違えるくらいに可愛い。目はパッチリで色白。
蜜の後ろで蜜に注意してる男の子は司だろう。
長身で目と髪と眼鏡が黒。美形の一言。
「あれぇ?
誰この女の子?」
ソファーがある所にたどり着き蜜が私を見て言った。
「幹部だとよっ!」
「えー匠大丈夫なの?
女の子だよ?匠の嫌いな女の子だよ!?」
「あ゙ぁうっさい!!
何回も繰り返さなくって良いわぁ!!」
「うっ司ぁ‥
匠がイジメるよ~」
「あっ司の後ろに逃げんな!卑怯だぞ蜜!!」
「卑怯じゃないもんだ
あっかんベー」
「はぁ‥」
そんな幼稚な口喧嘩をする2人を司はため息を零した。
「すみません、
幹部って本当ですか?」
司が問いかけてきた。
『本当よ。彼方に誘われたから入った。速水も承諾してあるわ。』
「琉まで‥そうですか。お名前なんですか?」
『柏瀬琳。
好きに呼んで』