保健室の甘い時間
「何しているの?暗くなる前に早く帰りなさい」


私は校門の所でかたまっている生徒達に声を掛ける。

そして、学校の前で車を止めている男の人にも注意をしようと、その男の人を見る。


えっ?


「あっ、美咲!」


私を見つけ、笑顔で右手をあげる、声の主。


「圭太!?」


何でこんな所に居るの!?

っていうか、私、職場の場所、教えてないけど?


「美咲先生の彼氏なんだー!」

「あんなかっこいい大人の彼氏いいなぁ」


生徒達はわいわいと騒いでいる。


「彼氏じゃないから」


生徒達に否定はするけど


「隠さなくていいじゃん!」

「ねぇ、先生。どこで知り合ったの?」


恋の話に興味のある年頃の生徒達。

興味津々に聞いて来る。


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