保健室の甘い時間
『美咲も誰かいい人連れて来てくれるかなぁ、って楽しみにずっと待っているのに、一向にそんな気配無いし……』
母親はブツブツと言っている。
「だからって、お見合いは……」
私がやんわりと断ろうとしたら
『あっ!もしかして、美咲、誰かいい人いるの?いるなら、お母さん達に紹介してくれたっていいのに……』
「お母さん、拗ねないでよ!ってか、今、相手いないから!」
『じゃぁ、決定ー!』
「ちょっ……、だから、勝手に決めないで!!」
『あっ!それとも、彼氏はいないけど、好きな人がいる、とか?』
母親はすごく楽しそうな声で聞いてくる。
えっ?
好きな人……
母親のその言葉を聞いた瞬間。
吉岡先生の顔が浮かんだ。
母親はブツブツと言っている。
「だからって、お見合いは……」
私がやんわりと断ろうとしたら
『あっ!もしかして、美咲、誰かいい人いるの?いるなら、お母さん達に紹介してくれたっていいのに……』
「お母さん、拗ねないでよ!ってか、今、相手いないから!」
『じゃぁ、決定ー!』
「ちょっ……、だから、勝手に決めないで!!」
『あっ!それとも、彼氏はいないけど、好きな人がいる、とか?』
母親はすごく楽しそうな声で聞いてくる。
えっ?
好きな人……
母親のその言葉を聞いた瞬間。
吉岡先生の顔が浮かんだ。