保健室の甘い時間
「お前はどうなんだよ?最近、何も話きかないけど。吉岡先生の事は完全に吹っ切れたのか?」
「諒ちゃんって、直球で聞いてくるよね……」
「俺に対して、美咲はいつも直球だけど?」
聞きたい事があったら遠回しに聞かず、はっきりと聞く。
まぁ、それは気心の知れた諒ちゃんだから、っていうのもあるけど。
「もう、何とも思ってない……よ?」
「何だよ、その“間”は。美咲、まだ吉岡先生の事、好きなのか?」
「……そんなわけないよ。だって、私もうフラれてるんだよ」
そう、私はフラれている。
それは1年以上も前の事。
気持ちの整理もついている。
そう思いたいけど……
「この前さぁ……、母親から電話があって、お見合い勧められたんだけどね」
「はぁ!?美咲がお見合い?」
諒ちゃんはびっくりして私を見る。
「諒ちゃんって、直球で聞いてくるよね……」
「俺に対して、美咲はいつも直球だけど?」
聞きたい事があったら遠回しに聞かず、はっきりと聞く。
まぁ、それは気心の知れた諒ちゃんだから、っていうのもあるけど。
「もう、何とも思ってない……よ?」
「何だよ、その“間”は。美咲、まだ吉岡先生の事、好きなのか?」
「……そんなわけないよ。だって、私もうフラれてるんだよ」
そう、私はフラれている。
それは1年以上も前の事。
気持ちの整理もついている。
そう思いたいけど……
「この前さぁ……、母親から電話があって、お見合い勧められたんだけどね」
「はぁ!?美咲がお見合い?」
諒ちゃんはびっくりして私を見る。