保健室の甘い時間
諒ちゃんの話を聞いて、何で諒ちゃんが私と吉岡先生の事に気付いたのかわかった。
「まっ、とにかく、よかったんじゃねぇの?美咲、もう自分の気持ちに嘘を付かなくてもいいのだから。これからは素直になれよ」
そう言って、諒ちゃんは私の頭をポンポンとする。
「“素直になれ”って……。それ、諒ちゃんにだは言われたくないんだけど」
諒ちゃんは、私や友達相手なら思っている事をちゃんと言えるのだけど、彼女には思っている事を素直に言えないみたいで。
その度に、諒ちゃんの彼女は不安になっているみたいなんだけど。
「うるせぇーな」
諒ちゃんは私の髪をくしゃくしゃとする。
「もう!ボサボサになるじゃん!」
私は諒ちゃんに仕返しをしようと、諒ちゃんの腕を掴むと
「お二人って、本当に仲良いですよね」
機嫌の悪そうな声が聞こえる。
声のする方を見ると、不機嫌な顔をした吉岡先生が保健室の入り口に立っていた。
「まっ、とにかく、よかったんじゃねぇの?美咲、もう自分の気持ちに嘘を付かなくてもいいのだから。これからは素直になれよ」
そう言って、諒ちゃんは私の頭をポンポンとする。
「“素直になれ”って……。それ、諒ちゃんにだは言われたくないんだけど」
諒ちゃんは、私や友達相手なら思っている事をちゃんと言えるのだけど、彼女には思っている事を素直に言えないみたいで。
その度に、諒ちゃんの彼女は不安になっているみたいなんだけど。
「うるせぇーな」
諒ちゃんは私の髪をくしゃくしゃとする。
「もう!ボサボサになるじゃん!」
私は諒ちゃんに仕返しをしようと、諒ちゃんの腕を掴むと
「お二人って、本当に仲良いですよね」
機嫌の悪そうな声が聞こえる。
声のする方を見ると、不機嫌な顔をした吉岡先生が保健室の入り口に立っていた。