あたしとあなた
体の関係をもつまえから
あたしたちは一緒に登校して
一緒にご飯をたべて
一緒にいる時間がすごく長い。
だから別にこんなこんな関係になるのも
おかしくないなっておもう
あたしには親がいない
だからいつも一緒にいてくれた
奏人を受け入れるしかなかった
「奏人」
「なーに?」
「起きてんじゃん」
フッっとかわいい微笑みをして
「バレちゃった」って
そっとキスを落とす奏人に
すこしドキドキした
「美緒?顔赤いけど」
「ん、なんでもない!」
「そ?」
「いいからはやく学校!」
「わかってるって!」