Mikaduki

「はよ!!三日っ!」



月くんは、私の頭をポンポンと

優しく叩きながら、言った。



「お…おはよう」



言わなくちゃ…。

今だ!今しかない…!


「あ、あの!」

「ん?何?」

「話しがあるんだけど…」

「どした???」



ど、どうしよう…。


そうだ!音楽室前なら、

誰も来ないはず!



「音楽室前の廊下で待ってて!」

「お、おう…」



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