俺様サッカー少年と私。




きた…。

確かにそこには辻川くんがきて、あたしの目の前を不思議そうな顔をして立っている。


やばい…。
身体中にどくんどくんどくんと心臓の音だけが鳴り響く。

でも…いまゆわなきゃもう…。
そして勇気を振り絞り声を出した。

「あの!」

「今急いでるから…」

「少しでいいんです!」

「いやあの…」

「お願いします!」
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop