好きにさせた責任とってくれる?
「……てことなんです!」
お昼休みになり、沙耶ねぇについさっきの出来事の報告会。
机を合わせて向かい合って食べる。
隣の席の桐生くんは、昼休みになった途端どこかへ行ってしまった。
毎日そうだ。
お昼休みはどこに行っているんだろう。
「何アイツ…まじ最低じゃん」
私の話を聞いて、沙耶ねぇはお怒りのようです。
あれから休み時間の度に桐生くんに話しかけたんだけど……
「うざい」
「黙って」
「関係ない」
「いい加減にしてくれる?」
私の質問には何も答えてくれず……
あっという間にこの昼休みが来てしまいました。