好きにさせた責任とってくれる?
桐生くんを取り巻く女の子が居なくなって初めて見えた教室の中。
あれ……
朝来た時には全く何もなかったのに……
桐生くんの机の上には、数えられない量のプレゼントが置かれていた。
す、凄すぎる。
それを目の前にして、私は何も声が出なかった。
「ホームルーム始めるから、着席しろよー」
それからすぐに担任の先生が教室に入ってくる。
この状況では、桐生くんにプレゼントを渡せるはずもなく、仕方なく諦めて自分の席に着く。