好きにさせた責任とってくれる?


「桐生…くん……」



「おいおい、桐生。それは流石にやりすぎじゃないか?」



数分たってからようやく口を開く先生。



「俺はひとつも受け取りませんし、あっても勉強の邪魔なだけです」



確かに邪魔かもしれないけど……




桐生くんがここまで言えば意見を変えることはない。



それもわかっている先生は、ホームルームをそのまま続けた。



放置されたプレゼントとたちはというと、全ては処分するわけに行かず、名前のあるものは先生が一つ一つ丁寧に戻したらしい。



< 227 / 300 >

この作品をシェア

pagetop