好きにさせた責任とってくれる?
「桐生…くん……」
「おいおい、桐生。それは流石にやりすぎじゃないか?」
数分たってからようやく口を開く先生。
「俺はひとつも受け取りませんし、あっても勉強の邪魔なだけです」
確かに邪魔かもしれないけど……
桐生くんがここまで言えば意見を変えることはない。
それもわかっている先生は、ホームルームをそのまま続けた。
放置されたプレゼントとたちはというと、全ては処分するわけに行かず、名前のあるものは先生が一つ一つ丁寧に戻したらしい。