好きにさせた責任とってくれる?
「奏汰……」
恥ずかしくて、顔なんて見れなくて。
その瞬間、桐生くんがどんな顔をしていたのかなんてわからない。
ちょっぴり見たかったな、って思ったけど……。
「あ、頭に葉っぱ付いてる」
「え?」
ほらっと見せてくれる。
公園の大きな木の葉っぱは枯れてしまって、ヒラヒラと落ちてくる。
そんな様子を見て、もう秋なんだなって感じる。
桐生くんに出会った頃はまだ緑色の葉を付けていたのに。
そういえば……