そんなやつやめて俺を好きになれよ



「おう。」



これを話したきり、私たちは何も話さなかった。



いや、話さなかったんじゃない、話せなかったんだ。




お互いに恥ずかしくて、気まずくて。




バスが学校の前までつくと、バスの運転手に「ありがとうございました。」といって、バスをおりた。



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