そんなやつやめて俺を好きになれよ


なんと和哉の席は今と同じ席だった。


だから、悔しがっていたのか。




…私は隣にずれただけ。



席は思ったより…いや、思った以上に近かった。



なーんだ。と思い、和哉の方を無意識に見ると…




和哉もこっちを見ていた。




久々に合わせる目。




なんかやけに緊張してしまう…。



と、思ったが和哉がべーっと舌をだした。



「な、なによ。」


とっさに、いつもの調子でいってしまった。

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