そんなやつやめて俺を好きになれよ

「何ー?」

私は明るく返事した。


新しく友達ができると思ったから。

「名前はなんていうの?」

「えっと…」

名前を言おうとして顔をあげると…。


「って男の子⁉︎」

顔をあげた先には男の子がいた。

声が高いからつい女の子だと思っていた。

そして、その男の子がクスッと笑って


「俺の事女の子だと思ってたの?まあ、顔あげてなかったからね。」

と言って私のおでこをツンとつついた。

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