そんなやつやめて俺を好きになれよ
「いや、その…」
と言い訳しようと思ったら、男の子が
「俺の名前は小野田和哉、よろしく。」
と、言って前を向いた。
小野田和哉…へんなやつ。
それが、小野田和哉の第1印象だ。
そして入学式が終わると私は6年生の時同じクラスだった子と新しい教室に行った。
中学校の教室は、小学校の時とくらべてすごく広く感じた。
たかが教室を入るだけなのに緊張する。
そして、教室に入って自分の座席表を確認する。