【完】切ないよ、仇野君
身長は私より数センチ大きい。ケイ先輩くらいだろうか。
尖った顎で面長、アーモンド型の瞳が特徴的な見た目だ。
「あー!もしかして、お前椿ちゃんが言っとった『ちー』じゃなか?」
「椿ちゃん……?え、椿と仲良かと?」
「おう!去年チーム組んで草試合したつよ!荒商の歩ちゃんと三人でな!ついでに泰河とは同じ中学なんよ!」
肥後学の彼は、何が嬉しいのか分からないくらいに嬉しそうにペラペラと話し出す。
世界って狭い……熊本県の中の、高校生バスケ部っていう共通点だと狭いのかもしれないけど、やっぱり驚く。
「そういや自己紹介しとらんやったっけ?俺、肥後学二年、町屋幸助(まちや こうすけ)!友達ん友達は友達!ちーも今日から俺ん友達ばい!」
そう言って笑った彼……町屋君は、まるでお祭りみたいな賑やかさと楽しさを持った男の子だ。
尖った顎で面長、アーモンド型の瞳が特徴的な見た目だ。
「あー!もしかして、お前椿ちゃんが言っとった『ちー』じゃなか?」
「椿ちゃん……?え、椿と仲良かと?」
「おう!去年チーム組んで草試合したつよ!荒商の歩ちゃんと三人でな!ついでに泰河とは同じ中学なんよ!」
肥後学の彼は、何が嬉しいのか分からないくらいに嬉しそうにペラペラと話し出す。
世界って狭い……熊本県の中の、高校生バスケ部っていう共通点だと狭いのかもしれないけど、やっぱり驚く。
「そういや自己紹介しとらんやったっけ?俺、肥後学二年、町屋幸助(まちや こうすけ)!友達ん友達は友達!ちーも今日から俺ん友達ばい!」
そう言って笑った彼……町屋君は、まるでお祭りみたいな賑やかさと楽しさを持った男の子だ。