壊れるくらい抱きしめて
今日は私の誕生日。
未だに実家暮らしのあたしにお母さんがご馳走を作って待ってるからねと朝、見送ってくれるときに告げた。
さすがに25歳。もういい年なんだし、両親に誕生日を祝ってもらうなんて恥ずかしい。
でも、ニコニコと話すお母さんにそんなことは言えなくてありがとうと仕事に向かった。
久しぶりに残業をせずに帰れる。お疲れ様でしたと声を掛け、会社を後にする。
誕生日だからって私だけが祝ってもらうのもなんだか気が引けるからとお母さんに花束でも買って帰ろうと会社の最寄り駅の近くの花屋さんに立ち寄った。
ガーベラが綺麗だな。さすがにカーネーションは時期外れだしね。色とりどりに並ぶ花たちに目を奪われていると突然カバンの中の携帯が震えた。
そしてカバンを開けて気がついた。
お財布、デスクの引き出しの中だ。
カバンの中に財布が入っていないことに気がついて急いで会社に戻る。
今日は眠気が少し酷かったからブラックコーヒーを買ってそのままデスクの中に入れてきた。
忘れてた。定期があるから帰れるけれど花束を作ってもらった後だったら恥をかくところだった。
未だに実家暮らしのあたしにお母さんがご馳走を作って待ってるからねと朝、見送ってくれるときに告げた。
さすがに25歳。もういい年なんだし、両親に誕生日を祝ってもらうなんて恥ずかしい。
でも、ニコニコと話すお母さんにそんなことは言えなくてありがとうと仕事に向かった。
久しぶりに残業をせずに帰れる。お疲れ様でしたと声を掛け、会社を後にする。
誕生日だからって私だけが祝ってもらうのもなんだか気が引けるからとお母さんに花束でも買って帰ろうと会社の最寄り駅の近くの花屋さんに立ち寄った。
ガーベラが綺麗だな。さすがにカーネーションは時期外れだしね。色とりどりに並ぶ花たちに目を奪われていると突然カバンの中の携帯が震えた。
そしてカバンを開けて気がついた。
お財布、デスクの引き出しの中だ。
カバンの中に財布が入っていないことに気がついて急いで会社に戻る。
今日は眠気が少し酷かったからブラックコーヒーを買ってそのままデスクの中に入れてきた。
忘れてた。定期があるから帰れるけれど花束を作ってもらった後だったら恥をかくところだった。