甘々な彼とスイートピーを。
そして、
買い物が終わり帰ろうとした時、
「ハァ、ハァ…」
やばい、まただ…
過呼吸。
過呼吸には慣れてしまった。
息をしたいのに、体はそれに反して言うことを聞いてくれない。
もどかしい…
私はその場にしゃがみ、紙袋で口を押さえ、呼吸を整えていた。
最近は来なかったのに…
「大丈夫か?」
すると、同い年くらいの男の人が声をかけてきた。
私は息が途切れそうになりながらもその人に答えた。
「ただの…過呼吸…」
「救急車呼ぶか?」
「ハァ、ハァ…大丈夫…」
その男の人は私が落ち着くまで、そばにいてくれた。
「すみません、ありがとうございます…」