甘々な彼とスイートピーを。




懐かしいお父さんの声。




「お父さんお母さん、おはよう。」




テレビに流れるアナウンサーの声。



お母さんが楽しく朝食を作る音。



お父さんが読んでいる新聞の擦れる音。



全てが新鮮に感じられる。



久しぶりに"家族"って感じ。




「舞、どうした。ニヤニヤして。」



「いや、家族っていいなって。」




私がそう言うとお父さんとお母さんが顔を見合わせて微笑んだ。




1度はバラバラになってしまったけれど、これからはずっと笑いあっていたい。




素直にそう思ったんだ。






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