甘々な彼とスイートピーを。




私がそう言うと、お母さんは泣き崩れた。




「なんで…なんで……」




そう繰り返している。




それを見たお父さんは一つ溜息をついて、話し始めた。




「舞…落ち着いて聞いてくれ。」




「ど、どうしたの?改まって…私、そんなに悪いの…?」





「……舞の脳に腫瘍が見つかった。」





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