甘々な彼とスイートピーを。




「うっ…うあぁ…」




お母さんの嗚咽が大きくなった。




「…………」




お父さんは、何も答えてくれない。




「は、はは、ち、ちょっと〜やめてよ。お母さんもお父さんもなんか変だよ?」





私は怖くなってわざと強がった。




そうでもしないと泣き出してしまいそうで、泣いたらもう後には戻れない気がしたから。





「…………」





それでも何も言ってくれない。




「ねぇ、本当のこと言ってよ!私は治らないの?何も言ってくれないならわからないじゃない!」




私は、怒りと恐怖心からつい大きな声を出してしまった。




そして、次にお父さんの口から出た言葉で私はどん底に突き落とされた。







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