甘々な彼とスイートピーを。


「死にたくないよ…うぅ…」


それを自分の口から言った瞬間

自分の中で何かが砕け落ちた気がした。



「もう、治らないんですか?!学校は?行けないの?!なんで…」


"なんで私なの"

そう言おうとした瞬間これを言ったらダメだと思った。

お母さんやお父さんを絶対悲しませてしまうから…


「まいちゃん、ごめんね。医学の力がたりないんだ。学校にはあと半年は行けると思う。」



半年….…


それで皆んなにはもう会えない。




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