甘々な彼とスイートピーを。
「落ち着いた?」
「うん、ありがとう。」
そして、私は話始めた。
「あのね、驚かないで聞いてほしいんだけど…………私、あと1年しか生きられないの……」
そう言うと、みんな固まってしまった。
そうだよね、急にあと1年で死にますって言われたら誰でも驚くよね。
「うそ…でしょ…ねぇ、舞!嘘って言ってよ!ねぇ!」
佳織が私の肩を持って大きく揺らす。
「佳織ちゃん、落ち着いて。今は舞の話を聞こう。」
浩哉がそう言うと、佳織は我にかえったのか、
「ごめん…」
と言って座った。
でも、その目は真っ赤で涙を溜めている。
「ごめん、私も最初は信じられなかったんだけど、脳に腫瘍があるんだって…」