甘々な彼とスイートピーを。
「そんな…」
遂に、佳織の目から涙が溢れた。
彼方も泣きそうで、ただ一人浩哉だけが冷静だった。
「だから、みんなには迷惑かけたくなかったから……言えなかった。ごめんなさい……」
遂に言ってしまった。
そして、みんなの方を見ると彼方が唇を震わせていた。
「何が、迷惑かけるだ?なんのための親友だよ!んな大事なこと、真っ先に言うもんじゃねぇのか?!俺らがそれを迷惑だと感じると思うのか?何年一緒にいると思ってんだよ!」