甘々な彼とスイートピーを。



「そんな…」


遂に、佳織の目から涙が溢れた。

彼方も泣きそうで、ただ一人浩哉だけが冷静だった。


「だから、みんなには迷惑かけたくなかったから……言えなかった。ごめんなさい……」



遂に言ってしまった。


そして、みんなの方を見ると彼方が唇を震わせていた。



「何が、迷惑かけるだ?なんのための親友だよ!んな大事なこと、真っ先に言うもんじゃねぇのか?!俺らがそれを迷惑だと感じると思うのか?何年一緒にいると思ってんだよ!」




< 190 / 225 >

この作品をシェア

pagetop