甘々な彼とスイートピーを。



彼方が怒りながらそう言う。

こんなに怒った彼方は今まで見たこともない。


「彼方…いいすぎだよ……」


佳織がそう言うが彼方は



「ちょっと黙って、佳織や浩哉だってそう思うだろう?このまま舞が俺たちに言わないで1人でいなくなって、それでもう一生会えないとかあり得ないだろ?なんで、言ってくれなかったんだよ!」




私も彼方もボロボロと涙を流していた。



「彼方、それ以上は言い過ぎだ。舞だって色々考えてたんだよ。」



今まで黙っていた浩哉がそう言うと彼方は、



「ごめん、言い過ぎた……」



と謝ってくれた。



「ううん、私こそごめなさい…」



彼方が私のために怒ってくれているのは知ってる。


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