無愛想な彼が私を見ない理由
『佐倉くんはなにを考えてるんですか??』
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私は家に着いた後、小説を読み始めた。
ケータイ小説は普通に甘い話で、
少しあこがれた。
とは言っても、一度ケータイで読んだことある話なんだけど……。
面白いから何回も読めた。
“佐倉くんはこんなのが読みたいのか”
こんなのと言ってたら失礼だけど、
あの彼が恋愛もの?しかも甘いもの。
想像が全然出来なかった。
もちろん、接点?が出来たのは嬉しい。
嬉しい?いやそれ以上だよ。
けど、やっぱり…………
「これを貸すの…………?」