無愛想な彼が私を見ない理由



『はい、そんなキラキラした目で見ないでね?』


波多野くんはポンっと頭を軽く叩かれた。

そんなキラキラした目で見てないのに!!


で、でも……っ!


「だって気になる………っむぐ」


『気になってるけど、教えないからね?

彼氏いるかだけ、聞いただけだから』


と、波多野くんはニコッと笑った。

あれ、波多野くんが少しかっこよく見えた。


『葉月ー。あれ、佐倉と沙南??』


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