無愛想な彼が私を見ない理由



私は正直どんくさいけど、このぐらいなら平気だと思う!

すると彼女は、


『ありがとう』


と、優しく笑った。

なんかすごくいい人そう………。


『ねぇ、あなた名前は??』


「えっと、岡野葉月です。

あ、う、そちらは??」


名前を尋ねられて、あたふたしたが彼女はまた笑ってくれた。

ほんと、同級生には見えない。


『早瀬…かおりです。よろしくね、葉月ちゃん』


早瀬さんか……。

なんて、2人で話しながら運んでいると

目的の図書室についた。



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