姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
旅行に来たからといって、特別な事はしない。
それは、ここが自然しかない田舎だからというわけではなく、海外のリゾートでも同じこと
それでも、海でもあれば、たまに波乗りやダイビングをするのだけど・・・
それぞれ、持ってきた小説を読んだり、近くの沢まで散歩して、足だけ冷たい水に浸してみたり・・
そんな風にお昼までの時間をゆったりと過ごす
お昼は、ばあちゃん特製の蕎麦をすすり、またのんびりと時間を過ごした
夕方になって、近くの神社で夏祭りがあるというので、ばあちゃんに浴衣を着せてもらった
抜群にスタイルのいい集団が田んぼのあぜ道を浴衣で歩いている
神社に着くと、思ったより出店があり、結構賑わっていた
「なんか、雰囲気あるねぇ・・・」とおくれ髪を直すりん
ちょっと色っぽいその仕草にまわりの男は唾を飲む
「ほんとね~ あ~大ちゃん! 林檎飴食べたい」と咲は大吾を引っ張っていく
「待てって・・・」と大吾は、はにかみながら咲と行ってしまった
「かぁ~ ラブラブだなぁ~」とその後ろ姿を見る龍馬
「いいんじゃないの? あっちじゃこうやって堂々と歩くことなんかできないんだから・・」と姫花
「そりゃそうだ」と潤也
「咲ちゃんだって、制服デートとかしたいだろうに・・・」とポソっとつぶやくように賢次が言った
「そうかもしれないけど、咲ちゃん毎日すっごく幸せそうだよ?」と姫花
「何が幸せかって人それぞれだから、咲ちゃんのあの笑顔みたら何も言えなくない?」とりん
「賢次は考えすぎなんだって! 俺たちも祭り行こうぜ」と龍馬が賢次の肩を抱き歩き出した
その二人を「待って~」とりんが小走りに追いかけていく
必然的に、姫花と潤也は数メートル後ろを並んで歩く事になった
それは、ここが自然しかない田舎だからというわけではなく、海外のリゾートでも同じこと
それでも、海でもあれば、たまに波乗りやダイビングをするのだけど・・・
それぞれ、持ってきた小説を読んだり、近くの沢まで散歩して、足だけ冷たい水に浸してみたり・・
そんな風にお昼までの時間をゆったりと過ごす
お昼は、ばあちゃん特製の蕎麦をすすり、またのんびりと時間を過ごした
夕方になって、近くの神社で夏祭りがあるというので、ばあちゃんに浴衣を着せてもらった
抜群にスタイルのいい集団が田んぼのあぜ道を浴衣で歩いている
神社に着くと、思ったより出店があり、結構賑わっていた
「なんか、雰囲気あるねぇ・・・」とおくれ髪を直すりん
ちょっと色っぽいその仕草にまわりの男は唾を飲む
「ほんとね~ あ~大ちゃん! 林檎飴食べたい」と咲は大吾を引っ張っていく
「待てって・・・」と大吾は、はにかみながら咲と行ってしまった
「かぁ~ ラブラブだなぁ~」とその後ろ姿を見る龍馬
「いいんじゃないの? あっちじゃこうやって堂々と歩くことなんかできないんだから・・」と姫花
「そりゃそうだ」と潤也
「咲ちゃんだって、制服デートとかしたいだろうに・・・」とポソっとつぶやくように賢次が言った
「そうかもしれないけど、咲ちゃん毎日すっごく幸せそうだよ?」と姫花
「何が幸せかって人それぞれだから、咲ちゃんのあの笑顔みたら何も言えなくない?」とりん
「賢次は考えすぎなんだって! 俺たちも祭り行こうぜ」と龍馬が賢次の肩を抱き歩き出した
その二人を「待って~」とりんが小走りに追いかけていく
必然的に、姫花と潤也は数メートル後ろを並んで歩く事になった