姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
日向先輩に連れてきてももらったのは、海沿いの小さなレストランだった
制服姿の男女がアルファロメオから降りてくるのも違和感があると思うけど、このレストランも入りにくい・・
「日向先輩~ 制服でもおかしくないカジュアルなお店って言ったのに・・」
「だからココにしたんだよ?」
どうも、日向先輩とは感覚が違うみたい・・
納得いかない私の表情を理解したのか
「ココは、完全予約制でプライベートが守られるお店だから、店員さん以外には絶対に会わないよ。カジュアルじゃないけどね!でも、美味しいものを食べたいだろ?」
日向先輩は、そう言って安心させようとしてくれてるんだろうけど、やっぱり、私の言ってる意味を理解してないようで・・・
そうこうしているうちに通されたのは、個室だった
座席はふたつ
広く取られた窓とその先に広がる海岸線
広すぎず、狭すぎず、初めて来たのになんだかしっくりくるそんな個室だった
「わぁ・・・すごい眺めですね!」
私はさっきまでの不満を一気に忘れ、窓辺に走った
「でしょ? 姫ちゃん絶対に喜ぶと思ったんだ!!」
「日向先輩はこういうお店によく来るんですか?」
「まさか!? ここもだけど、こういうお店は、仕事関係で何回か使わせてもらったから知ってるだけ! プライベートでは初めてだよ?」
「意外~ 日向先輩ってこういうお店、似合っちゃってますモン!」
「それって褒めてるの?」
「もちろんですよ!」
日向と姫花はたわいもない話が尽きなかった
「姫ちゃん、そろそろメニュー決めよう?」と日向先輩にメニューを渡された
一応目を通してみるが、値段がないうえにフランス語で全く読めない・・
ココは、おもいっきり日本なのになぜメニューがフランス語なのか理解できない・・
「日向先輩・・申し訳ないけど、お任せしてもいいですか?」
「わかったよ」と日向先輩は微笑んでくれた
制服姿の男女がアルファロメオから降りてくるのも違和感があると思うけど、このレストランも入りにくい・・
「日向先輩~ 制服でもおかしくないカジュアルなお店って言ったのに・・」
「だからココにしたんだよ?」
どうも、日向先輩とは感覚が違うみたい・・
納得いかない私の表情を理解したのか
「ココは、完全予約制でプライベートが守られるお店だから、店員さん以外には絶対に会わないよ。カジュアルじゃないけどね!でも、美味しいものを食べたいだろ?」
日向先輩は、そう言って安心させようとしてくれてるんだろうけど、やっぱり、私の言ってる意味を理解してないようで・・・
そうこうしているうちに通されたのは、個室だった
座席はふたつ
広く取られた窓とその先に広がる海岸線
広すぎず、狭すぎず、初めて来たのになんだかしっくりくるそんな個室だった
「わぁ・・・すごい眺めですね!」
私はさっきまでの不満を一気に忘れ、窓辺に走った
「でしょ? 姫ちゃん絶対に喜ぶと思ったんだ!!」
「日向先輩はこういうお店によく来るんですか?」
「まさか!? ここもだけど、こういうお店は、仕事関係で何回か使わせてもらったから知ってるだけ! プライベートでは初めてだよ?」
「意外~ 日向先輩ってこういうお店、似合っちゃってますモン!」
「それって褒めてるの?」
「もちろんですよ!」
日向と姫花はたわいもない話が尽きなかった
「姫ちゃん、そろそろメニュー決めよう?」と日向先輩にメニューを渡された
一応目を通してみるが、値段がないうえにフランス語で全く読めない・・
ココは、おもいっきり日本なのになぜメニューがフランス語なのか理解できない・・
「日向先輩・・申し訳ないけど、お任せしてもいいですか?」
「わかったよ」と日向先輩は微笑んでくれた